鉄釉の飯碗を毎日使うときに知っておきたいこと
鉄釉の飯碗は、使い始めのころと1年後では表情が変わります。釉薬の色が少し落ち着いて、手に馴染んでくる感じがあります。それを「育てる」と表現する方もいますが、特別なことをしなくても、毎日使っているだけで自然にそうなります。ただ、いくつか知っておくと安心なことがあります。
使い始めに目止めをするかどうか
陶器を使い始めるとき、「目止め」をすすめる情報をよく見かけます。米のとぎ汁で煮る方法です。鉄釉の飯碗については、目止めは必須ではありません。ただ、土の目が粗い器の場合、最初に米のとぎ汁に30分ほど浸けておくと、においが染み込みにくくなります。
Sparrow Hollowで扱っている飯碗は、作り手に確認したうえで目止めの要否を商品ページに記載しています。購入時にご確認ください。
電子レンジと食洗機について
鉄釉の器は、釉薬の成分によって電子レンジ対応かどうかが変わります。金属成分を含む釉薬は電子レンジで使えません。Sparrow Hollowで扱っている飯碗は電子レンジ・食洗機対応ですが、食洗機の高温乾燥モードは避けることをおすすめします。釉薬の光沢が早く失われることがあります。
ひびや欠けが出たときの対処
陶器を使っていると、貫入(かんにゅう)と呼ばれる細かいひびが入ることがあります。これは釉薬と素地の収縮率の違いによるもので、器の欠陥ではありません。見た目の変化として楽しんでいただける部分です。
一方、縁が欠けた場合は、そのまま使うと口を傷つける可能性があります。金継ぎで修復できることが多いので、捨てる前にご相談ください。大阪市内には金継ぎを受け付けている工房がいくつかあります。
毎日使う器は、毎日少しずつ変わります。半年後、1年後に写真を撮り比べてみると、変化がよくわかります。